1 中身は実は大差ない
今やエンディングノートは、 高級感あふれるハードカバーのものから、10ページ程度の簡易ノートタイプまで様々なノートが用意されています。
基本的な構成は、前のページで解説したとおりです。1,000円程度のものであれば、その内容に大差はありません。
それに詳しい解説を加えていたり、葬儀のところに力を入れていたり、紙質や装丁に差をつけたりすることで特徴に違いが出ています。
2 自分のスタイルに合わせて
~見た目は意外に大事~
中身に大きな差はないのであれば、基本構成が揃っていれば、あとは装丁や外観で気に入ったものを選んでかまわないと思います。お気に入りのノートや手帳を選ぶような感覚で探してみて下さい。
3 解説付きのノート
詳しい解説が載っているものは、それを読みこなす意欲のある方は、それを読みながら進めればよいと思います。
ただ、実際に書こうとすると、読んだだけでは今一つ腑に落ちず、結局人に聞いてみたくなるものです。
そんな場合は、まず分かる範囲、書ける範囲で書いてみるというのが一番だと思います。
分からないことがあったら、それを私たち専門家に聞いてみて下さい。それが「終活」だと思います。
1 全部書かなくていい
日記や家計簿と同じで、なかなか書き進められないことが多いと思います。
しかし、前から順番に書く必要はありません。書きやすい情報から書き込むことが大切です。
また、すべてを埋める必要はありません。書きにくいところや、意向が定まっていないところは、「わからない」と書いてもかまいません。
そして、分からないことを専門家に聞く。上にも書きましたが、それが「終活」です。分からないことを少しずつ勉強して、さらに知りたいことが増えるというのは素晴らしいことです。
2 鉛筆と消しゴムで
鉛筆で書くこと。気取って万年筆やボールペンで書く必要はありません。自分のことなんて、どんどん変わるのが当たり前です。
書き間違いを気にして進められない方もいらっしゃいます。あくまでノートだということを考えたら、鉛筆と消しゴムで気楽に書くのが一番です。
書き方に困った方のために、終活サポートふくおかでは、エンディングノート作成講座も実施しています。